アマルファによるエッチング処理
アマルファは、化学的エッチングにて金属の表面に微細で複雑な凸凹形状を形成する硫酸過酸化水素系のマイクロエッチング剤であり、エッチング後の凸凹部分に溶かした樹脂を流し込み接合することで、より樹脂と金属を強固に接合することができます。
社会の脱炭素化の流れに応じ、小型化、軽量化が求められる産業界のニーズに応えるために、樹脂と金属を一体成形する新接合技術の研究を進めてまいりました。アマルファは樹脂と金属を一体成形する薬剤として大きな可能性があり、当社ではアマルファを活用した金属の化学的エッチング加工を、めっき処理加工の新しいテクノロジーとして位置づけ、積極的に導入しております。
またアマルファでの接合技術を活用することにより「樹脂との接合による軽量化」以外にも以下のようなことが期待できます。
- 今までネジなどで締結されている部品を一体成型で一つの部品にまとめることで、組み立て工数を削減できます。
- 接着剤を使わないことで耐久性に優れ、樹脂、金属の限界まで接合が劣化しません。
- 樹脂と金属が完全に密着するため、ガスや液体を通過することもなくなります。
- 多種類の樹脂、金属の組み合わせでの物理的接合が可能になるので、素材の組み合わせの可能性が広がります。
- エッチングの量などで表面処理の状態を数値管理が可能になり、品質管理が担保できます。
当社では、上記のような特徴を持つ接合技術と、量産体制が構築していくことで、様々な産業分野への貢献が可能になると考えています。
※「AMALPHA / アマルファ」はメック株式会社の登録商標です。
樹脂と金属を接合する仕組み
サンプル① Cu材の場合
サンプル② アルミ材の場合
対応規格等 |
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RoHS指令など環境規格 |
処理実施工場 |
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横浜工場 |
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お問い合わせ お気軽にお問い合わせください。無電解ニッケルめっき
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YCコート(メタスYC)は亜鉛・アルミの金属フレークとクロムフリーの特殊バインダーで構成される、焼付け型防錆コーティング処理です。亜鉛とアルミのフレークが重なり、有機金属バインダーによって強固に結着します。
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アマルファは、化学的エッチングにて金属の表面に微細で複雑な凸凹形状を形成する硫酸過酸化水素系のマイクロエッチング剤であり、エッチング後の凸凹部分に溶かした樹脂を流し込み接合することで、より樹脂と金属を強固に接合することができます。