環境方針
さくらGSは創業以来、金属表面処理加工(メタル・プレイティング及びメタル・コーティング)の専門メーカーとして、創業以来70余年、多様化するお客様のニーズにお応えして参りました。
昭和40年代には、戦後の経済高度成長のひずみとして公害問題が重要視され始め、いち早く市中からの移転を決意。古くより環境への影響に配慮しながら活動を続けてまいりました。
この活動に際しさくらグループは、現在世界的に課題となっている環境保全に対して積極的に取り組むことを誓い、以下の環境方針を定めます。
環境理念
さくらグループは、地球に存在する生物との共存を目指し、環境を守ることに配慮をする企業でありたいと思います。そのために我々は、「Sakura Challenging System」の下に一致団結して環境を守ることへの理解を持ち、積極的に豊かな社会を未来へと残していくことを誓います。
行動指針
会社の一人一人の「エコマインド」が、「エコファクトリー」の実現の礎となり、我々の環境管理行動が、地域への「エコマインド」の発信となることを目指します。
さくらGSの廃液処理
めっき処理の過程で多くの化学物質を取り扱うさくらGSでは、日々排出される大量の廃液を適切な処理によって無害化する処理を行なっています。
廃液中の有害物質は処理棟の攪拌装置によって液体から分離され、固形化された有害物質は専門の産業廃棄物処理業者に引き渡されます。
有害物質を分離された水はそのまま海洋投棄されていますが、完全に無害化されているた環境への影響は一切ありません。
めっきにおける環境問題
めっきでは多くの化学物質が用いられており、実際に多くのめっき工場では、水銀の他、鉛、カドミウム、シアン化合物、六価クロム、フッ酸など、環境や人体に有害となる物質も取り扱われています。
弊社をはじめとして多くのめっき会社は、その有害物質に適切な処理工程(様々な中和過程など)を踏んだ上で、排水などを行っています。例えばシアンは実際に毒性がある物質ですが、次亜鉛素酸等を用いたシアン専用の廃棄処理を行うことで無害になります。
一方で環境に配慮しためっき技術の開発も盛んに進められています。例えば六価クロメートは腐食防止を目的として、古くから多くの亜鉛めっき処理工程において用いられてきましたが、六価クロムの毒性が問題となりRoHS指令(2006年施行)にて規制物質の対象となりました。皮膜性能としては六価クロメートの方が優位ではありましたが、環境への影響という観点から三価クロメートへの切り替えが進められています。
めっきは環境に悪いというイメージを持たれる場合が多く、かつてはそのような物質を含んだ汚水の不法投棄が公害問題として取り沙汰された時代もありました。しかし現在では、対象物質に対する正しい知識と取り扱いにより、適切な管理が行われています。
環境負荷の大きい化学物質を取り扱う弊社だからこそ、常に環境を守ることを意識し、自然、生物との適切な共存に向けて日々邁進してまいります。
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